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中国(広州市)使節団が弊社デイサービスを視察

3月26日(火)10:00〜

広東省老齢産業協会の使節団が弊社デイサービスおもやい視察に来日されました。

中国の介護事情は日本より深刻な社会問題の一つになってなっています。

1)中国の介護事情
中国では、2010年ごろから、いわゆる「一人っ子世代」の親の世代が60歳を超えてきている。兄弟姉妹がいれば両親の介護の負担を分担することは可能だ。しかし一人っ子の場合、すべての負担が一人の子供にかかる家庭内だけで高齢者の世話や介護を完結させることは、これまで以上に難しくなってきている。こうした状況からも、家庭外の介護サービスに対するニーズはさらに高まり、介護人材の確保・育成の重要性は一段と高まる。

2)超高齢化社会
中国の要介護者数は約4000万人にのぼります。2035年までに60歳以上の高齢者が4億人を突破し、総人口の30%を超え超高齢化社会へ突入すると予想される。

3)労働者不足
2021年における高齢者介護施設等の病床数は813.5万床に対し、介護職員(養老護理員、日本の介護士に相当)数は32万2,000人にとどまっている。
広州市の介護職の平均月給は80,000~100,000円と低く、長時間労働や高い労働強度などもあり、若者にとって魅力的な職業とは言えません。そのため、介護人材の確保や就業継続が困難な状況となっている。

 

私は九州大学大学院医療経営・管理学府で学んだ際に、さまざまな国の介護保険制度を勉強させて頂きました。
国は違えど、高齢化という社会が抱える問題「日本と中国」が協働して進んでいくことも重要だと考えます。「弊社デイサービスの特徴や理学療法士・看護師の常駐、経営状況なども参考になった」との事でした。
日本だけでなく「国際基準での介護事業」を目指して、多くの方のお役に立てるように努力してまいります。
令和6年度も弊社デイサービスをよろしくお願いいたします。